最近ふと、昔読んだ「ゲームブック」のことを思い出しました。
ゲームブックって皆さま、ご存じでしょうか?
一見普通の小説なんだけど、読み進めると選択肢があって、Aを選んだら○ページに進む、Bを選んだら○ページに進む、みたいな。
選択肢によって運命が変わる、みたいな。
「アドベンチャーゲーム」「サウンドノベルゲーム」ってのがありますが、あれの書籍版です。
サウンドノベルの書籍版
サウンドノベルと言えば、有名なのが「弟切草」「かまいたちの夜」とか?
私がハマっていたのは、「街 ~運命の交差点~」「428 ~封鎖された渋谷で~」とか。
あれらゲームの書籍版が、今回紹介する「ゲームブック」です。
ゲームブックというジャンルが流行ったのは、1980年代。
確かに私が初めて読んだのも、ちょうど その頃でした。
当時小学生で、歯医者の待合室で読んだ記憶が。
「天井が迫ってきてゲームオーバーになる」という感じでしたが、それが何とも怖くて印象的で、いまだに記憶にあるのです。
しかし題名までは思い出せず。
「今思うと、あれは何のゲームブックだったのだろう??」
と思って調べたのですが、見つかりませんでした。
昔のモノはプレミア価格に
あの後も、色々出ているみたいで。
↑↑ やっぱりこういう冒険ものが多いですね。
昔で言うと、
↑↑ グーニーズとか出てたのね。
私が読んでた本も、いつか見つけられたら嬉しいのですがね。
ただ 仮に見つかったとしても、当時ものはプレミアが付いてて高いのです!
そりゃそうだよね、あれから35年くらい経ってるのだから。
↑↑ これなんか、5万円以上の値が付いてる。
ひえ~~!
↑↑ この辺りは2千円台でお手頃か。
いや、でも やっぱり高いですよね。
スティーブ・ジャクソン作品を買ってみた
で、今回イイのを見つけたので、買ってみました。
外国人作家の作品です。
1985年発売と古く、通常は もっと高いのですが、「破損品」とかで500円以内で買えたのです。
ちなみに破損の理由は、日焼けやマジックによる書き込みとのこと。
どんなのが来るかと思ったら、
別に、見たところ普通で、
「マジックによる書き込み」も、ココだけでした。
これで500円以内は安い!
パラパラとめくったところ、
基本的には普通の小説っぽいですが、
所どころ挿絵もあり、昔のデザインなので とにかく奇妙というか気色悪いというか(笑)
でも それが返って、レトロな雰囲気で味があると思うのですよ。
(現代には無い感じ?)
中には説明書や「冒険の記録紙」が入っています。
最初は意味が分かりませんでしたが、何度も読むうちに理解できてきます。
「冒険記録紙」は1点モノなので、書き込んだら終わりです。
なので、コピーしたものを使うと良いでしょう。
あとサイコロも必要ですが、無い場合のために、
こうして毎ページにサイコロの目が書いてあり、ランダムにめくって利用することが出来るのです!
なんて親切なんだ!
読んでみた
さっそく読み進めているのですが、これが 中々ハマりますね!
最初は何のことか分からなかった「攻撃」「魔法」「運」などの記述も、読み進めるうちに分かってきますし。
ちなみに戦闘は真面目に行っています。
負けても「勝ったつもりで先に進もう~」とか、ズルはしません。
それでは面白くないのでね。
ただね、もう何十回もゲームオーバーになってるんですよね(笑)
選択肢が多くて、まあ色々試してるんですがね。
以前はコッチを選んだから、次はアッチ、みたいな。
そうやって何度も読むうちに、「ここはコレが一番ベスト」「ここでアイテムを取らないと後で困る」みたいなのが分かってきてね。
でも それでも、どうやっても先に進めないところがあったりして。
なんちゅーか、普通にゲームソフトをやっているのと変わらないくらい難しかったりします。
もう途中で「このアイテムは持っているということにして、先に進んじゃおうか」とも考えるのですがね^^;
なんか それではズルというか、面白くない気がして。
やっぱり、正々堂々と進めたい。
ちゅーことで、いまだにクリアできてないのですよ(笑)
カンタンじゃない。だから面白い
我が子もハマってね、いっしょに やってるんですが、やっぱりクリアできない。
「絶対に あのアイテムと あのアイテムは要るな」みたいなのは分かってきてはいるのですがね。
それでも繰り返し やらないとクリアできない、カンタンにはクリアさせてくれない ところがイイですね。
本当に良く作られていると思います。
アマゾンなどでも評価が すこぶるイイですしね。
世の中には やはりファンがいて、攻略チャート などを載せてくれているサイトもあるようで。
「どうしても!>_<;」って時は もう、ああいうサイトを参考にさせていただこうかなと思っています。
(この辺りも普通のゲーム機のゲームと何ら変わらないですね。)
バルサスの要塞 最短攻略法
あれから数週間。
たまに やってますが、どうしても分からない所があって。
なので もう、ググってカンニングしてクリアしました(笑)
振り返ると、一見 重要そうな部分は、全く行く必要が無かったり。
いや、その方が多いかも。
かなりムダな動きをしていたのですよね^^;
かなり翻弄された。
ゲームブックをやり込んだことが無いので何とも言えませんが、こういうモノなのかな?
それとも、この本が それだけ巧妙に作り込まれていたということなのかな?
ともあれ、ここでネタバレというか、「最短の攻略法」を記してみようと思います。
どうしてもクリアできない方の参考になればと。
※ダンジョンの地図を描いたり、全アイテムを羅列したりするような凝ったものではありません。
あくまで簡単に、最短でクリアできる方法を書きます。
- 薬草医者
- キルトログ
- 4人組の集団
- 腰を下ろして合言葉を聞いて
- ビンについて しつこく訊いて
- 倒して「銅色のカギ」「黒い塗り薬の壺」Get
- 女は無視する ⇒ 露骨に怒ってみせる
- 呼び鈴鳴らして衛兵を呼んで合言葉を言う
- 戸口
- 呼び鈴鳴らす
- 信用して243へ
- 中に入ってガークと対面
- 普通に戦ってもいいけど、強いので骨抜きの術で弱らせてもイイ。とにかく逃げずに戦う
- 「髪ブラシ」をGet
- 右の扉(38)へ
- 言われた通り入る(図書室)
- 「黒い塔の秘密」を読み、錠の番号をGet
- 宴会用の広間では、右手の階段
- 左の扉
- 銅の鍵を使って中へ
- 櫛(くし)を贈って、「金色の羊の毛皮」をGetして退出(140へ)
- 左側の扉(25)へ
- 箱は無視して迂回して扉へ
- ガンジーに「塗り薬の壺」を渡す
- ヒドラに「黄金の羊の毛皮」を渡す
- 錠番号(217)へ
- 骨抜きの術
- 千里眼の術
- 浮遊の術
- 窓辺
- カーテンをかぶせる
- クリア!任務完了!
と、こんな感じです。
わたしがカンニングしたのはラスボスの部屋に辿り着くまでで、その後は また自力でやりましたが、そこでの戦闘シーンも意外と選択肢が多くてね。
最後の最後まで何が起こるか分からない、そんな感じでした。
せっかくラスボスまで辿り着いても、結局ゲームオーバーになる選択肢も多いですからね。
いや~ムズイね(笑)
まとめ
ということで、いや~面白かった。
あらためて見てみると、重要そうなシーンは、実は 全く行かなくてイイ場所 だったり。
戦闘に関しても、実は そんなに闘う必要が無くて。
(ラスボスですら、カーテン でフィニッシュ(笑))
全体像が見えると「な~んだ、そうだったのか」って感じで、あまりにもシンプルで笑っちゃいますね(笑)
でも この 翻弄される感じ が、ゲームブックの面白いところなのでしょうね。
あ、あと、これもネットの情報ですが。
258(3匹の子ども妖怪に何かプレゼントしようとする)という場面があるのですが、そこに行くための選択肢が どこにも無いらしいのです。
つまり、作者のミス。
まあ こういうことも あるでしょうが、にしても、それを突き止めた人が またスゴイ(笑)
よく発見したな、と。
ということで、意外と楽しかったです。
時代はデジタルですが、たまには こういう アナログ なゲームブックもオススメです。
ぜひ、お楽しみください♪
ゲームブック(ボードゲーム・テーブルゲーム/ホビー/おもちゃホビー) | 中古・新品通販の駿河屋
追記(自己満足ギャラリー)
時代なのか、海外製だからか、この本の 奇妙で独特な挿絵 が意外と好きでね。
いずれ本は売っちゃうと思うので、画像保管庫(備忘録?)として載せておこうと思います。
(左からページ順に ↓↓)
全部で30枚ありました。
いや~独特だ(笑)
今なかなか見られないですよね、こういう画風は。
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